鉄道ファンを核として誘客を図ろうと、青森県にある「津軽鉄道」が新たな取り組みです。名物車両などのキーホルダーが入った「カプセルトイ」の販売が始まりました。
津軽五所川原駅の売店に設置された販売機。
ハンドルを回して、出てきたカプセルをあけると…。
入っていたのは津軽鉄道の名物車両「走れメロス号」です!
ローカル感満載のこのカプセルトイは、誘客を目的に西北地域県民局が企画しました。ターゲットの中心に据えたのは「鉄道ファン」です。
コアな人たちをうならせるため、6種類のラインナップには「スルメ付きの石炭ストーブ」や「石炭バケツ」、「行先板」など鉄道ファンに“刺さる”商品が用意されました。
さらには、内容非公開の「シークレット」も!
シルエットからは約100年前に製造されて、今も現役で活躍している車両を想像できますが…、その真相は今のところ不明です。
購入者は
「ストーブ列車のストーブですね。まだ実際のストーブ列車を見ていないので楽しみです」
「思い出になってすごくいいと思います」
津軽鉄道 澤田長二郎 社長
「観光客が多く訪れるが、地元の子どもたちにも津軽鉄道を知ってもらいたい」
津軽鉄道では、これまでも話題性豊かな企画を実施してきました。
2023年には弘南鉄道とタッグを組み、完全非売品の鉄道グッズのオークション販売を。そして2024年は、12ある全ての駅で副駅名のネーミングライツを募集しました。
鉄道ファンを核に据え、誘客へつなげる新たな試み―。
カプセルトイには津軽鉄道のほか、マスコットキャラクター「つてっちー」をデザインしたものも登場し、どちらも津軽五所川原駅と津軽中里駅で販売されています。