花粉症? 感染症? 自分で判断せずに病院受診を

くしゃみや鼻水、それにだるさなど、風邪に似た症状が出る「花粉症」。

医師は花粉症なのか、もしくは、インフルエンザや新型コロナなどの感染症なのか、自分で判断せずに病院を受診してほしいと呼びかけます。

(つぼい耳鼻咽喉科クリニック 坪井康浩院長)
「特に最近はコロナでもあんまり熱がはっきり出ない方とか、インフルエンザでも検査してという感じで(コロナ)陽性が出る方もいる。最終的には検査をしないと本当のところわからないが、(新型一番わかりやすいのは熱とか、喉の痛みが中心になってるのかということになる」

また、花粉症の人がインフルエンザや新型コロナに感染した場合、免疫力の低下により、花粉症の症状が長引くほか、副鼻腔炎や中耳炎など二次感染を引き起こすリスクもあるといいます。

(つぼい耳鼻咽喉科クリニック 坪井康浩院長)
「今から花粉症の季節に突入する。国民病と言われているように、ほぼ半数がアレルギー性鼻炎を持ってるというふうに言われているので、早めに耳鼻科を受診していただいて、あるいは、眼科も受診していただいて、早めの治療あるいは診断を受けていただくことが肝要かと思う」

今年も花粉シーズンを乗り切るために、早めの対策が肝心です。

取材した坪井医師によりますと、今の時期は発症前に薬で症状を和らげる「季節前投与」が有効だそうで、発症の2週間前から薬を飲んでおくと、割と症状が抑えられるということです。

また、奥舌下免疫療法など花粉症にはさまざまな治療がありますので早めの受診が大切です。

※MRTテレビ「Check!」1月28日(火)放送分から