10月にしては暑い日が続いていますが、全国で見ると少しずつ秋が近づいています。茨城・国営ひたち海浜公園ではコキアが色づいています。東京・昭和記念公園ではキンモクセイが満開です。気温は東京では10月6日以降、平年を下回る日が続くそうです。衣替えのタイミングは?スタジオで解説します。

■「秋の足音…」聞こえますか?

ホラン千秋キャスター:
10月にしては暑い日が続いていますが、10月3日の西日本を見てみますと、30度以上のところもあったと。

森田正光キャスター:
全国117の地点で30度以上ですから、結構多かったですよね。


ホランキャスター:
東京も27.6度とこの時期の平年と比べると、高い日々が続いているわけです。ただ、全国で見てみますと、少しずつ秋が近づいておりまして、茨城の国営ひたち海浜公園のコキアは、もう色づいています。赤やオレンジ、黄色と、コキアは表情を何度も変えていく美しさがあるということです。

夏のコキアは、マリモのようなまん丸でモコモコとした風情を持っていますが、10月上旬になると、少しずつ色づいてきます。そして秋が深まって10月中旬になると「赤コキア」と呼ばれるくらい真っ赤に染まるんですね。そして、10月の下旬になると「黄金コキア」と呼ばれているそうで、黄金色に輝くコキアが一面に広がる景色を楽しむことができます。

2022年は気温が高い日が多いため、色づきはややゆっくり進んでいるということです。


他にも秋を感じられるものといえば「キンモクセイ」。風に溶けたキンモクセイの香りが届くと幸せだなと思いますけれども、ツアーガイドさんによると、東京の国営昭和記念公園のキンモクセイは「今まさに満開!香りも最高!ただ5日に天気が崩れてしまうので、見に行ける方はお早めに」ということでした。

森田キャスター:
いつもよりも香るのが遅れたようですけどね。でもおっしゃるように今週、できるだけ早く嗅いでおいた方がいいと思います。

ホランキャスター:
本当に天気が崩れてしまうと、季節のものも景色を変えてしまうということで、ここ数日が見頃かもしれません。

他にも香りで感じるといえば「銀杏」を思い出す方も多いかもしれません。早いなと思いますが、もう落ちているんですね。

SNS上では銀杏について「家の外を出ると秋の匂いがしてきた。イチョウから落ちた銀杏の匂い、臭い」「この時期、銀杏を踏まないように歩くの大変」という声がありました。
確かに踏んでしまうと、テンションが下がるということあります。

他にも“落ちている秋”といえば「栗」ですね。栗に関してもSNS上では「風が吹くと栗爆弾が落下する季節になったんだねえ」「栗爆弾攻撃を受けている。背中に2発被弾、痛いよ」と少し気をつけつつ、秋を味わいたいなという感じもします。皆さんはどのように秋を感じていますか?


スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
栗ご飯を母が持ってきてくれたときに秋だなって思いました。

井上貴博キャスター:
あとは夜になると鈴虫とかね。さすがにセミは聞かなくなりました。