新潟県 長岡市の古志高原(こしこうげん)スキー場で28日、消防署の若手の隊員らが参加して雪崩からの救出訓練が行われました。

スキー場の脇で雪崩が発生し、コース外を滑走していたスキーヤーが巻き込まれたという想定で長岡消防署の若手の隊員が参加しました。

『ゾンデ棒』と呼ばれる捜索用の道具を雪に刺し、感触の違いを頼りに埋もれた人を探り当てます。

またこの日は雪の中に埋まった人を助け出す訓練も行われ、隊員は丁寧に雪を掘り、要救助者に見立てた人形を救出しました。

【長岡消防署 山古志出張所 伊部和也 出張所長】「雨が降ったり、気温が上がったりすると雪崩の危険性が高くなるので、その時は十分に注意していただきたい」

県によりますと、例年雪崩は春先に多く発生しますが、今年は気温の高い日が多く、今の時期から警戒が必要だということです。

消防は山での雪崩だけでなく、屋根からの落雪にも十分注意するよう呼び掛けています。