鈴木法務大臣はきょう(28日)の記者会見で、悪質な運転による死傷事故を適正に処罰するため、危険運転致死傷罪の見直しを法制審議会に諮問すると明らかにしました。
現行の危険運転致死傷の罪は「適用の基準が曖昧で、ハードルが高い」など、交通事故の遺族らから改正を求める声が上がっていて、法務省の有識者による検討会は去年、血中のアルコール濃度と速度について数値基準を設けるよう提言していました。
これを受け来月10日、危険運転致死傷罪の見直しが法制審議会に諮問されることになりました。
具体的な諮問内容は、(1)血中のアルコール濃度が基準を超えた状態での車の運転や、(2)法定速度以上の速さでの運転などの3つの行為を新たに危険運転致死傷罪の対象とするよう求めるというものです。
法制審では、血中のアルコール濃度や法定速度以上の速さでの運転について具体的な数値基準を設けるかが議論される予定です。
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