日本で暮らす外国人が増えるなか、山口県下関市に住むか、通勤、通学している外国人を対象にした日本語のスピーチコンテストがありました。

コンテストは、下関市に暮らす外国人に、地域との関わりを持ち、共生してもらおうと活動するNPO法人が開催しました。

市内に住むか、通勤・通学する外国人9人が「出会いin下関」をテーマに日本語でスピーチしました。

アメリカからの英語指導助手 ボアズ・パトリックさん(滞日1年6か月)
「まちでフレンドリーな人と顔を合わせると異国での寂しさから抜け出すことができます」

コンテストに出場した人たちは短い人で5か月、長い人で5年と日本での滞在期間はさまざま。

しかし、それぞれが流ちょうな日本語で下関の町やイベントとの出会い、友人との出会いを語っていました。

フィリピンからのクオリティ・エンジニア ユムル・ローズアンさん(滞日2年9か月)
「スピーチコンテストに参加するのが本当に楽しかった。下関で日本人の友達を増やしたい」

コンテストを主催した「NPO法人にほんごコミュニティ」によると県内にはおよそ2万人の外国人が住んでいるということです。

主催者では「コンテストが多文化共生の道しるべになれば」としています。