自民党の鈴木俊一総務会長は26日、盛岡市で開かれた会合に出席し、7月28日の任期満了に伴う参院議員選挙について「中間選挙ではない。政権の命運が懸かる選挙だ」と述べ、過半数獲得へ党を挙げて臨む方針を示しました。

26日自ら会長を務める自民党岩手県連が、参院岩手選挙区(改選1)へ擁立した元職の選対本部設立総会に出席した鈴木会長は冒頭、「中間選挙ではない。まさに政権の命運の懸かる選挙であり、わが党として過半数を必ず確保しなければならない大変に厳しい、重要な意味を持つ選挙だ」と語りました。
さらに終了後の会見で「党本部としても政権の浮沈が懸かった参院選挙で、今までは中間選挙だという位置づけだったが、今回は政権選択の選挙に変わりない」と述べ、党本部として共通認識であることを強調しました。
参院岩手選挙区を巡っては、自民党県連が擁立した元職の平野達男氏(70)が立候補を表明していて、党本部に公認を申請中です。今回改選を迎える立憲民主党現職の横沢高徳氏(52)も1月19日に再選に向けて名乗りを上げており、こちらも党本部へ公認申請しています。
6年前の2019年は新人の横沢氏が野党統一候補として、現職だった平野氏を破って初当選しており、今回両氏が再び争う選挙戦になる見込みです。