山口県岩国市の市立錦中央病院が、医師不足のため病床数を減らし診療所となる計画について、25日、地元で説明会がありました。



説明会には、およそ150人の住民が参加しました。

市によると、錦中央病院は去年4月に常勤医師が2人になり、市立美和病院の医師が
兼務していましたが、救急車の受け入れ停止など医療体制に影響が出ていました。

病院として持続するためには3人の常勤医師が必要で、市では県や近隣大学に医師の派遣を依頼してきました。

しかし、医師確保の見通しが立たず、病床数を53から19床に減らし診療所として継続する方針を固めました。

説明会では、参加者から「もっと医師確保に力を尽くしてほしい」「診療科目や夜間の対応はどうなるのか」といった厳しい意見が上がりました。

市では、7月に新築移転する美和病院も合わせて、回復期や在宅医療を中心とした医療体制に転換を図りたいとしています。