盛岡市の2つの養鶏場で鳥インフルエンザへの感染のため進められている防疫措置は、25日午前9時までに全体の約49%に当たる約32万羽の殺処分が終了しました。

養鶏場での鳥インフルエンザの発生が今年に入って相次いでいる岩手県内では、22日に遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザの陽性が確認された盛岡市の2つの発生農場で、合わせて66万羽の殺処分が進められています。いずれも採卵用のニワトリで、処分の対象は県内4例目が約36万羽、5例目が約30万羽です。
県によりますと、25日午前9時までに全体の約49%に当たる32万709羽のニワトリの殺処分が終了したということです。作業は2つの農場合わせてこれまで県職員と県外の応援獣医師延べ1273人、陸上自衛隊の隊員延べ301人が従事しています。22日から処分したニワトリを埋めるための掘削と埋却も順次行われています。