カメラで覗いても「こわいな」というのが一番だった
2011年1月26日。
霧島山の新燃岳でおよそ300年ぶりとなる本格的なマグマ噴火が発生。大量の噴石や火山灰が周辺に降り注ぎ、街の姿は一変しました。


新燃岳に近い高原町南狭野区の区長を務める栢木信治さん。
当時、自身のカメラで噴火の様子を写真におさめていました。

(高原町南狭野区 栢木信治区長)
「カメラで覗いても『こわいな』というのが一番だった。火山灰と小さい小石がバラバラ(降ってきた)。車のフロントガラスなんかも結構割れて、農作物も大変な被害を受けた」


当時、高原町内では500世帯余りに避難勧告が出されました。
(高原町南狭野区 栢木信治区長)
「とにかく大変だった。夜中に今度は避難。その時、僕は応援で各一軒一軒、夜中にみんな起こして避難させた」

