熊本市電の延伸計画について、大西市長は1月24日、スケジュールを見直す意向を正式に表明しました。
熊本市 大西一史市長「市電の延伸事業については延期も含め現在のスケジュールを見直すよう私の方から指示をした」
市電を巡っては、健軍町電停から市民病院前までの約1.6キロの延伸が計画されていて、2026年度にも着工し、2031年度に全線での供用を目指していました。

こうした中でのスケジュール見直しの表明。その理由とは。
大西市長「(去年)12月31日に脱線まで起こしてしまった。安全に安定的に運行できる市電の体制を一番市民の皆さんは求めている。その点をまず揺るぎないものにする」
一方、市議会は去年(2024年)9月、延伸の実施設計費などで約4億2000万円の予算案を可決しています。そのため、スケジュールを見直すには議会の同意を得て、予算を止める必要があります。
1月24日の記者会見で、大西市長は実施設計が遅れた場合の着工や供用開始の見通しについて示していませんが、市は1月27日に開く市議会の委員会で議員に説明をする方針です。














