庄内地方では、冬の味覚「寒ダラ」の水揚げが最盛期を迎え、港が活気づいています。

鶴岡市の由良港。

船から次々と運び出されるのは、庄内の冬の味覚「寒ダラ」です。

寒ダラは1月の寒の入りから2月の節分までの時期にとれるマダラのことで、脂をたっぷり蓄えてまるまると太った寒ダラは身を余すことなく使った寒ダラ汁として食べられ、庄内地方の今の時期の名物になっています。

きのうは早朝から5隻の船が出港。漁場で底引き網漁を終えた船が午後3時ごろから次々と戻り、身体が大きくなった寒ダラが運び出されると、港は活気づきました。

第二千祥丸 佐藤栄一さん「今シーズンはシケが多くしばらくぶりだった。この前より少し良かった。これからかたまって一回(の漁)でドーンと入れば面白い」

寒ダラのオスは白子、メスはタマゴが美味とされそれぞれの味わいが楽しめます。

庄内の旬の味覚、寒ダラは地元のスーパーなどに並ぶほか、次の日曜日には酒田市で、来月には庄内町で寒ダラ汁を味わえるイベントが開かれます。