3年前にアメリカ軍三沢基地から有害物質が流れ出した問題で、2024年12月に国などが行った調査の結果、基地の東側にあるため池から国の指針の約15倍となる最も高い濃度の有害物質が検出されたことが分かりました。

国、県、それに三沢市による定期的な水質調査は、アメリカ軍三沢基地周辺の五川目堤や天狗森ため池など7つの地点で12月に行われました。

このうち、五川目堤では有機フッ素化合物(PFAS)が国の指針50ナノグラムの約15倍となる760ナノグラム検出されました。

2024年に調査を始めてから最も高い濃度だということです。

この問題は2022年1月、アメリカ軍三沢基地の消火システムから有害物質を含む水が流れ出したもので、国などが定期的に調査を行っていました。

今回の調査結果を受けて、5月にも水質調査を行うことを決めたということです。