原因は【逆転層】の発生

答えは「空気の温度が逆転した」、つまり【逆転層】ができたからです。
ふつう、大気は上空に行くにつれて《気温が低く》なっていくので
[上の層の気温] < [下の層の気温] となっています。

しかし今朝は、地上付近に気温の低い層ができてしまいました。その結果、気温の低い層の上に、気温の高い層ができてしまう、気温の逆転【逆転層】ができてしまったのです。
地上付近に気温の低い層ができた原因は【放射冷却】が強まったからです。
今朝の最低気温は、鹿児島市3.4℃(前日‐3℃)、鹿児島空港‐1.5℃(前日‐3℃)まで下がり、地上付近の大気の方が冷えてしまいました。

この逆転層は、地面に接しているので正確には【接地逆転層】と言います。