福島と宮城をつなぐ阿武隈急行の利用促進に向けて、福島学院大学などとの共同調査が始まりました。

1988年に全線が開通した阿武隈急行は、利用者が1995年度の325万人をピークに減少傾向で、2023年度は190万人まで落ち込み、存続の危機にあります。

これを受け、福島学院大学と福島市、阿武隈急行が連携して利用促進について話し合う共同調査が始まりました。初回の21日は、学生から、キャッシュレスや夜遅い時間の運行も検討してほしいなどの意見が出ました。

福島学院大学・黒須大輝さん「福島や宮城を出ていかれた方が、もう一度戻って来たときに『阿武急ってあったよね』って懐かしめるようにできれば良いのかなと思っています」

共同調査では、今年4月に福島学院大の学生を対象にアンケートを行うなどして、利用者増加に向けた政策にいかすとしています。