中谷防衛大臣は21日、石垣市の陸上自衛隊の駐屯地を視察し、南西地域の防衛体制を強化していく考えを強調しました。

21日、石垣島を訪れた中谷防衛大臣は、石破内閣での大臣就任後初めて陸上自衛隊の石垣駐屯地を視察し、施設の詳細などについて説明を受けました。

その後、隊員約400人を前に訓示し、「南西地域の防衛体制の強化は喫緊の課題」と述べ、中国を念頭に防衛体制を強化していく考えを示しました。

▼中谷防衛大臣
「今後も15旅団の師団化など南西地域の防衛体制の強化を進めていきます。「力による一方的な現状変更を許容しないという我が国の意思を示すものであります」

駐屯地視察に先立って中谷防衛大臣は竹富町役場で山城秀史副町長と面談し、国民保護に伴う住民避難計画について意見を交換したということです。

中谷防衛大臣は22日、政府が「特定利用空港」の候補に挙げている波照間空港を視察するほか、与那国町長と面談を予定しています。

石垣駐屯地で説明を受ける中谷大臣(21日)