青森県の三沢空港の東京便についてです。国土交通省は来年度以降も4年間、日本航空が運航する三沢空港と羽田空港を結ぶ1日4往復便の体制を継続することを決めました。

三沢空港の東京便は、航空会社と地元の自治体が集客面で協力する路線「政策コンテスト枠」と呼ばれ、2020年に県、三沢市、それに日本航空が国土交通省に応募し、1日3往復から4往復体制へ増便されました。

これまでの発着枠では、三沢空港と羽田空港を結ぶ1日4往復便の体制は2025年3月末までの維持が決まっていましたが、21日に国土交通省が2029年3月下旬まで4年間の延長を決めました。

利用者数は2018年度が約22万9000人、昨年度2023年度が約26万8000人で17%増加しています。

三沢市 小桧山 吉紀 市長
「これまで継続して要望してきた地元の気持ちが通じて非常に喜んでいる。引き続き利便性や利用者の拡大、各自治体へのお願いをアクションとしてつなげていきたい」

市によると羽田線4便体制による経済波及効果は、13億6000万円と推定されているということです。