記録的な大雪を受け、青森県の「JAつがる弘前」が12年ぶりに雪害対策本部を設置しました。リンゴの枝折れなどが相次ぐなか、ドローンによる融雪剤散布を早急に実施することを決めました。
「JAつがる弘前」が、12年ぶりに設置した雪害対策本部では、管内の5市町村などから約30人が出席し、今後の対策などについて協議しました。
この冬、JAつがる弘前管内では、雪の重さでリンゴの木の枝や幹が折れるなどの被害が多く確認されています。ほかにも、ビニールハウスの倒壊は10件発生しています。
これ以上被害が拡大しないように、JAでは融雪剤の散布をドローンで、より効率的に行うことにして、2月上旬にリンゴ園でテスト散布をする計画です。
JAつがる弘前 天内正博 組合長
「10年前にも大雪はありましたが、その頃はまだドローン散布というのは考えていませんでした。いまここにきてドローンも進化していて、かなりの方も個人で持っておられる方もございますので、なんとかドローンによっての消雪を徹底していきたい」
「JAつがる弘前」では、融雪剤数種類の効果をテストしたあと、ドローンによる融雪剤散布の申し込みを受け付けるとしています。