平泉町の毛越寺できのう伝統の「二十日夜祭」が行われ、夜の境内でこの一年の無病息災や五穀豊穣を祈りました。
毛越寺の二十日夜祭は五穀豊穣や無病息災を祈る新春の祈祷が無事終わったことを祝う恒例行事です。

境内では、下帯姿の男たちが長さ2メートルあまりの松明を振りかざしてぶつけあう「火たきのぼり」を行いながら常行堂を目指して進んで行きます。
常行堂に到着したあとは蘇民袋の争奪戦が行われ、境内は男たちの熱気に包まれました。
(取り主・奥州市 三浦康之さん)
「皆さんにとっても良い年になりますようにと願って頑張りました。率直にうれしいです。このために頑張ってきました」

祭りの最後には国の重要無形民俗文化財の「延年の舞」が奉納され、訪れた人達は厳かな舞に見入っていました。