アメリカのトランプ大統領の就任を受け、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの母・早紀江さんが「トランプ氏は金正恩氏と対話ができるので、拉致被害者の救出を訴えてほしい」とコメントしました。
拉致被害者の横田めぐみさんの母・早紀江さんはきょう、アメリカのトランプ大統領が就任したことを受け、コメントを発表しました。全文は以下の通りです。
■横田早紀江さん
Q.トランプ氏就任の受け止めは
トランプさんは前にご就任のときに北朝鮮の金正恩氏とお会いになって、いろいろと話をなされましたことを覚えております。あのときに3回くらいお会いになってお話をなさったなかで、拉致問題のことについてお話をしてくださったということを聞いて、とてもみんな喜んでおりました。
このたび、また就任してくださるようになって、そういう機会がまたあるんじゃないかなと思いますので、本当にトランプさんの力をお借りして、家族の再会が果たせるように、ぜひお願いしたいと思います。
Q.トランプ氏に期待することは
私たちの娘・めぐみも含めて、たくさんの日本の若者たちが北朝鮮に拉致されたままでいる。何度も日本の歴代の総理とお会いして、お願いしてきましたけれども、蓮池さんら5人がお帰りになったあとは全く動かない。なぜ動かないのかはわかりませんけども、本当にこんな大変な問題なのに、なんでこんなに動かないんだろうと疑問のままでいます。
私も年を取ってしまい、早くしないと会えないという思いで、非常に焦っております。
トランプさんは正恩氏との対話ができる方ですので、お互いが平和になれるように、北朝鮮も平和に、本当に気兼ねなく交流できる国になってほしいと願っておりますので、ぜひトランプ大統領に、拉致被害者の救出、帰国を正恩氏に訴えていただき、なんとか助け出していただきたいと思っています。
また、めぐみさんの弟で、拉致被害者家族会代表の横田拓也さんもコメントを発表しました。
■横田拓也さん
Q.トランプ大統領が就任した。トランプ氏は2018年の史上初の米朝首脳会談で拉致問題解決の必要性を直接、金正恩総書記に提起したが、改めて受け止めや訴えたいことは
全拉致被害者の即時一括帰国を強く求める。北朝鮮は拉致問題の解決、そして家族会の親世代が健在な内に全拉致被害者との再会を実現させなければ、日朝両国に明るい未来がないことを認識する必要がある。そのことを米国政府に改めて強く働きかけ、日米連携で北朝鮮に対して強く迫ってほしい。
Q.トランプ大統領就任にあたり、日本政府に求めたいことは
日本は米国との信頼関係を構築し、言葉に熱量を込めて首脳同士の絆を深めてほしい
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