現地でのコミュニケーションも重要
Q.過密スケジュールへの対応は
五十嵐:
スケジュールは日本よりもキャンプインが遅いのか、2月の半ば日本だったら2月の頭からなんですけれども多分もうボールをやっぱ自分のなんだろうなボールに慣れなければいけないので、ある程度キャッチボールで今やってる段階かなと思うんです。けれども調整としてはここになれるっていうことと、あとはキャンプに入ってみないとその流れっていうのはわからないので例年通りの調整をして、キャンプでどうするかっていう事なんですけど、ただキャンプってもう決まってるんですよ。時間が限られている中で、ここ行って、ピッチングやってノック受けて、ランニングやって守備やってみたいな感じの流れが決まってるからそこにはまっていくんだけれども、自分のやりたい、練習ってやっぱあるじゃないすか。それを見つけてやらなければいけないのでそこをどこで入れてくのか。っていう所ですね。
あとやっぱりコーチにもいちいちやっぱ伝えなければいけないこういうことをやりたい。どこでここでやっていいかっていう話になってくるから。コミュニケーション能力っていうのも非常に重要になってくると思います。
Q.五十嵐さんもコミュニケーションのために“ロバートデニーロ”モノマネをされていたと
五十嵐:
もうわからない事ばかりなので、もうそんなに怖がることないと思います。もうとにかく行ってやって試して、別に恥かいてもね、そんなに怖い事ないじゃないですか。僕は気になるロバートデニーロのモノマネをしてた時に、こんなにスタジオって静かになるんだっていうぐらい静かになって…ただ、アメリカではそれなりに受けたんですよ。
僕の話はそんな大した話じゃないですけども、なんかちょっと笑い取りたいっていう時に当時ロバートデニーロのモノマネをされている方のモノマネをそのままやったんすよ。それがまぁまぁ受けたんです。『ハッ、ハッ、ハッ』みたいな感じで。何か事ある度にそれやってたら、お前、面白いじゃないかみたいな感じになったんで別になくてもいいですけどね。 ただ今永投手とかって、会見の時のやっぱり、ファンの心を掴むのも上手かったじゃないですか。あそこまでね、やるのって難しいんですけれども、そういったちょっと、何だろう野球、メジャーリーガーの選手って、野球、試合やってる時っていうのは集中しちゃってるけど、そうじゃない時はもういかにリラックスするか楽しい事をしたいっていう選手が多かったので、そこで一緒になって楽しめるようなね、楽しめる事とかあと楽しませられるようなそんなユーモアがあるといいと思いますね。
Q.佐々木投手はどうコミュニケーションしていくのか?
五十嵐:
でもね、そう思うのじゃないのですか。行ったら、だんだんそうなってくんすよ。まず、ちょっかいかけられる、いたずらされるっていうのは若いですし、新人なんです。その中で自分がどう対応していくか。ただいやがってたら、ただもう相手にされなくなるんでそこで何か、一癖、二癖あるような返しが出来るとか、すごくそうなると溶け込むのも早くなる。し、アメリカにいて楽しく野球ができるのかなと思いますね。別にそんなのはね。もう試合が一番大事なので気にするような事ではないんですけれども、やっぱりチームメイト、チームの中に溶け込むっていう事を考えると、そういうのがあってもいいんじゃないのかなっていうふうに思います。
1年目は“15勝”を予想
Q.メジャー1年目の成績の予想は…
五十嵐:
防御率は3点台…半ばぐらいで、勝ちは…10勝前後ぐらいかなとは思うんですよ。それはなぜかというと試合数がそんなに多分多く、投げない。って考えるとレギュラーシーズンで言うと10勝するかしないかぐらいか、15勝。僕はだから15勝って、言っています。なんか大谷選手があまりにもすごいから、想像を超えてくるよねっていう所が佐々木投手にも当てはまってしまって、ドジャースは打てるチームだしそれぐらいやるんじゃないのかなっていう所で最大15勝すごいことですね。だって山本投手でも去年6勝ですからそれを大きく上回ってくる。もう、でも、見たいじゃないか 佐々木投手がまっすぐでバンバン空振り取ってフォークボールをくるくる回す、空振りと三振取るとか、みたいなっていう…10勝行ったら、すごいです。10勝行ったら、多分チームとしても『やってくれた佐々木朗希』ってなると思います。
Q.持ち味の直球がポイントになる?
五十嵐:
我々、やっぱりそのスピードの数字が気になるんですけれども実際はもちろんスピードも大事なんですけどやっぱり回転数であったりとか、回転の軸っていう所がすごく重要で佐々木投手がやっぱその空振りが取れるまっすぐであれば問題ないと思います。スピードが落ちても、ただそれに対応されてってなると、若干あの変えていかなければいけない部分あるので、その辺の対応能力っていう所が大事ですよね。