ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた佐々木朗希(23)が日本時間18日佐々木自身のインスタグラムで「ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました」と、ドジャースとの契約合意を正式に発表した。ドジャースには大谷翔平(30)、山本由伸(26)が所属しており、おととしのWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)以来、新たにチームメートになる。番組では元メジャーリーガーで日米球界で活躍した五十嵐亮太氏にメジャー挑戦のチェックポイントを伺った。
ドジャース入団の決め手は
Q.佐々木投手ドジャース入団が決まった
五十嵐:
でもよかったなと思います本人もね、悩んでるっていうのと、球団が決まらない状態でトレーニングするのとやっぱり球団が決まってからのトレーニングってやっぱり違うんですよ。なので早ければ早い方がいいんです。本人は納得して入ったでしょうし、安心感もあるでしょうし、あと、こちらとしてはね、ドジャースに日本人が3人いるという事になるので全力で応援したいなという気持ちです。
Q.ドジャースを選んだ決め手は
五十嵐:
いろいろある…そのうちの一つとしてはドジャースの育成システムですよね。大谷選手がドジャースを決めた時も、やっぱり、その育成システムの良さっていうのを話していました。今回、佐々木朗希投手もドジャースと話していく中でここだったら、自分の能力を伸ばしてくれるだろうとか、その中でやる事によって今まで自分のね、見えなかった部分が見えてきたりするという、そういった所への期待感も強かったんじゃないのかなと思います。
あと、やっぱり、投手層が揃ってるとなると1人のピッチャーに対しての負担っていうのも減らす事が出来る。先発1番手で2番手で1番手2番手で使われるチーム(他球団の場合)、それはそれでね期待されてるという事なんです。けども、やっぱり、これまで佐々木投手が規定投球回数に届いてない事を考えると、ある程度育成も含めて、シーズンを通してやっていけるチームの方が怪我のリスクも少ないという所もあって選んだんじゃないのかなっていうふうには思います。
さらにやっぱり強いチームというのは大きいですよね。共に、WBCで大谷選手、山本選手と同じチームで戦ってですね、優勝したという、あの喜びというのは多分残ってるはずなんですよ。そう考えると、やっぱり強いチームポストシーズンに上がれる、ワールドチャンピオンになれる可能性があるっていうのはそれは魅力的だと思います。
Q.先発の頭数が揃ってるので無理に投げさせなくてもいいという1年目になるのか?
五十嵐:
多分、揃ってなかったとしても、ある程度抑えながらの投球にはなると思います。多分イニング数もある程度決まってるでしょうし、試合数も含めて、という中で調整しながら怪我のリスクを最小限に抑えて行くという起用法にはなってくると思う。ただドジャースもこれだけ揃ってると言われますが、去年もやっぱり怪我人が多く出て、ポストシーズンでは先発の枚数が足りないっていう事もあった。他のチームに比べたらやっぱり層は厚いのですけれども、なかなかそのメンバーでシーズン通してやっていけるかどうかっていうのはわからない中で、やっぱり怪我人を減らすなら、極力なくすという事を考えると、これぐらいメンバーいてもいいんじゃないのかなっていう感じはしますよね。ただ、そのメンバーの中を見てもやっぱり怪我明けの選手が多かったりとか、後は年間通してしっかり投げ続けるのも、ここ最近のメジャーでやっぱり難しい事なんです。メンバーの中にもやっぱり、年間通して投げ続けられているピッチャーは、いない。そう考えるとやっぱり、これくらいいた方が、ドジャースとしても選手としても、結果的にはいいんじゃないのかなと思いますけどね。