国の重要無形民俗文化財にも指定されている五島市の奇祭「ヘトマト」が19日、、にぎやかに行われました。

五島市下崎山町に伝わる「ヘトマト」は、豊作や無病息災などを願う小正月の伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。



まずは、ふんどし姿の男たちが「ヘグラ」と呼ばれるカマドのススを塗りつけ、ご利益をおすそ分け。

「いい年になりそうです」「ちょんちょん」


新婚の女性が酒樽に乗って羽根つきするのも昔からの習わしです。
(新婚の女性)「楽しかったです。緊張しました。(どんな家庭にしたいですか?)幸せな家庭にしたいなと思います。」


男たちがワラ玉を奪い合う「玉せせり」など、いくつもの行事が混在する「へトマト」

最後に「大草履」が登場すると祭の盛り上がりは最高潮に達します。

「せーの、わーしょい!」
長さ3メートル、重さ250キロの大草履に女性たちを次々と乗せて担ぎ上げます。

「乗った人が結婚したり子供が産まれたりしているので、あやかりに来ました」

普段は静かな町にこの日ばかりは悲鳴と笑い声が響きわたりました。













