「実際の救急搬送」に医師が付き添い現場を視察

福祉施設で心肺停止になった90代女性の搬送に医師が付き添い、現場を視察しました。

加賀市医療センター・近澤博夫救急センター長「救急隊は車の中でもずっと動きっぱなし。データをまとめて、いろんな所に連絡している。かなり激しい仕事だということが実際見ることでよりよく分かった」

医師が現場に駆け付けるケースはドクターヘリなどで実践されていますが、救急隊はこうした取り組みが広まってほしいと話します。

加賀市消防本部山中分署・油谷昌宏指導救命士「医師に直接見てもらうのと、診断してもらってできる処置、必要な薬剤を現場で投与するだけでもかなりメリットがある。後々そうなれば一番いいかもしれない」

加賀市消防本部では、専門的な立場からのアドバイスを受け、救急車から病院にデータを伝えるタイミングなど患者を搬送する際の課題を洗い出して、質の高い救急対応につなげることにしています。