心筋梗塞など1分1秒を争う救急医療の現場で、医師と救急隊員双方の理解を深めることで救命率の向上につなげます。石川県の加賀市消防本部は20日と21日の2日間、医師や看護師が救急車に乗って救急隊員の活動を確認する取り組みを行っています。

加賀市医療センターでは、市内の救急搬送の9割を受け入れていて、これまでも救急隊員が病院にいる看護師と直接連絡をとって患者の情報を伝えるなど、連携をとってきました。

加賀市消防本部では、救急車の中で患者の手足や胸に電極をつけ、搬送中でも心電図のデータを病院に送るシステムを導入していて、病院側も患者の到着前に準備を整えられるメリットがあります。

今回は医療スタッフと救急隊員双方の理解をより深めようと、医師と看護師が救急車に乗り込む取り組みを行いました。