岡山県津山市の保育所で、認知症の人と園児たちが昔ながらの遊びでふれあいました。「役に立ちたい」との思いを持つ高齢者の社会参加を支援する取り組みです。

津山市のみどりの丘保育所で開かれた、ふれあい会です。園児に昔ながらの遊びを教えるのは市内に住む、認知症のある高齢者5人です。
「骨折り損のくたびれもうけ…」
津山市地域包括支援センターでは認知症の人の社会参加を支援する取り組みを行っていて、「人の役にたちたい」という本人たちの要望を受け、昨年10月にこの保育所の清掃活動を実施。
さらに「子どもに昔の遊びを教えたい」という声が上がったことから今回の交流が実現しました。
(園児)「けん玉が楽しかった」
(参加した高齢者)
「楽しいね。子どもに帰ったようで…」
「覚えている限りは教えてあげたい。『こうやって遊んでいたんだよ』と…」
津山市地域包括支援センターでは、今後も継続して認知症の人の自発性を尊重した活動を支援していく予定です。