障がいのある人たちが農業を通して社会活動に参加する「農福連携」につなげようと、うるま市の伊計島で福祉作業所の利用者が「麦踏み」に挑戦しました。
伊計島では、住民の交流を図り地域を活性化させようと8年前、途絶えていた小麦の栽培が半世紀ぶりに行われるようになり、今では約2.2ヘクタールの畑で栽培されています。
15センチほどに育った麦を踏むことで、根の成長を促進する「麦踏み」は麦畑の冬の風物詩。
今月、障がいのある人たちに農業の分野で活躍してもらい社会参加を促進する「農福連携」につなげようと、うるま市にある福祉作業所の利用者など10人が麦踏みに挑戦しました。
▼麦踏みに参加した人は…
「(踏んだ)感触は気持ちよかったです。」「(収穫した小麦で)いろんなものを作りたい」「美味しくなってほしいと思っていました。どれだけ立派に育つか楽しみです」
伊計島の自治会では、福祉作業所の利用者に収穫にも参加してもらうことにしています。(中部通信員 高瀬弘行)