旅客機で振る舞われる美味しい機内食。苦痛になりがちな長い搭乗時間も、楽しい思い出に変えてくれる。国際線に乗って頂く機会は、筆者には滅多にないが…。そんな機内食を作る工場は国内に10か所。そのうちの1つが沖縄にある。その工場が今年9月、地元スーパーで、機内食に使用される食材を使った弁当の販売を始めた。噂を確かめるため、工場に潜入取材した。

厳格に衛生管理された工場内部へ

機内食を製造する「MIZUTOMI」が工場を構えるのは、沖縄県うるま市。

ミスが許されない機内食とあって、国際的な食の衛生管理基準「HACCP(ハサップ)」に対応した工場では、食材の品質を徹底管理。厳密に決められたサイズへの加工など、クライアントの高い要望にも応える。