大きく揺らぐマスメディアに対する信頼 「信頼している」は“過去最低の31%”を記録

マスメディアに対する市民の信頼も大きく揺らいでいる。

最新の世論調査によると、TVや新聞などのメディアを「信頼している」と答えた人は31%と、過去最低を記録した。

大統領選挙を目前に控えた、2024年10月。私たちが現地で取材している際も、メディアへの不信感を口にする人たちがいた。

グレンダ・ベイリーさん(65)。トランプ氏の支持者だ。

トランプ氏支持者 グレンダ・ベイリーさん
「大手メディアだけを見ていても、全ての情報を得ることは出来ません」

情報収集は主にX(旧ツイッター)で行っているという。

私たちが日本のテレビ局の記者だと伝えると、こんな質問を投げかけてきた。

グレンダ・ベイリーさん
「暗殺された総理がいませんでしたか?」
村瀬キャスター
「(安倍)元総理ですね」

グレンダ・ベイリーさん
「コロナワクチンに反対でしたね?」
村瀬キャスター
「いえ、むしろ推進していました」

グレンダ・ベイリーさん
「刺されたのよね?」
村瀬キャスター
「いえ、撃たれたんです。手製の銃で」

グレンダ・ベイリーさん
「撃ったのは、左翼?」
村瀬キャスター
「違います」

ベイリーさんが暮らすのは中西部・オハイオ州のスプリングフィールド。人口の4分の1をハイチからの移民が占め、「移民が住民のペットを食べている」というトランプ氏の発言で注目を集めた街だ。

発言について、市の当局は「事実無根だ」と否定したが、ベイリーさんは持論を展開した。

グレンダ・ベイリーさん
「ようやく真実を語ってくれる人が現れて、嬉しいです」

(Q.真実ですか)
「真実ですよ。ハイチは、カリブ諸国の中で最もIQが低い国の一つなのよ。この街で2万人ものハイチ人を受け入れる意味なんてないのです」