4歳から始めた体操 苦手だったあん馬で全国高校選抜準優勝!



4歳の頃に体操を始めた山﨑。うるま市のケンケン体操教室で、その技を磨いていた頃から一貫して変わらないものがあります。

▼ケンケン体操教室 又吉健一 代表
「教室の練習、どこを見ても海音が器具にぶら下がっているという感じで、全く休まない、ずっと練習しているようなタイプです。この練習好きが生きてきていると思います」

中学までは苦手だったあん馬も、去年の全国高校選抜は準優勝に輝きました。

▼山﨑海音 選手
「高校に入って苦手な種目を人一倍やるようにして、その苦手な種目が一気に伸びたかなと思います。6種目オールラウンドでできて体操だと思っているので、鉄棒以外の種目は全国6位以内取っています」

琉球カップでも高得点をマークした、中学時代から得意の床では、去年の全日本ジュニアを制し、最も得意とする跳馬では去年11月、シニアの全日本種目別選手権で初めて決勝に進出し7位に入賞。世界のトップをめざす国内のシニア勢との戦いに向けても、手応えを感じたと言います。



▼山﨑海音 選手
「周りのレベルも高いですけど、自分も負けてはいない。同じ土俵で戦えているかなというのはありました」

久しぶりの県内大会で、個人総合を制した山﨑。今春大学に進学するその視線の先に、大きな目標を見据えています。

▼山﨑海音 選手
「将来はオリンピックに出て団体と個人で金メダルを取りたいと思っています。人並みの努力では絶対に無理なので、これからも人一倍努力をしながら上を目指していこうと思います」



3年後に迫るロスオリンピックに向けて成長著しい県勢体操界期待の17歳は、さらなる飛躍を誓います。

【キャスターメモ】
雰囲気が体操界のレジェンド内村航平さんに少し似ている山﨑選手。実は高校2年生のときに内村さんから指導を受けたことが、競技への意識を高くするきっかけになったということです。

ぜひ大学での活躍に注目してみてください。