山形県山辺町の高校できょう、選挙について学ぶ出前講座が行われ、間もなく18歳になり選挙権を持つ高校生が選挙の仕組みを学びました。

この選挙出前講座は、山辺町が定期的に行っているものです。

今回は来年度18歳になり、選挙権を持つことになる高校2年生を対象に講座が開かれました。

男子高生「(Q選挙に興味ある?)興味、あんまりないです。距離感がわかんない。なんて言うんだろう…自分事のように考えていないからだと思う」


 
女子高生「(Q選挙に興味ある?)少しだけあります。今年4月で18歳になるので、ちょっと機会があれば、行ってみようかと思いました」

今年は参議院議員選挙も予定され、中には初めて投票する権利をもつことになる生徒もいます。

出前講座では実際に選挙で使用されている設備を使った「模擬投票」が行われ、生徒は投票用紙に候補者の名前を書き一票を投じるまでの流れを確認しました。

山辺高校では、看護や福祉の分野に進むことを希望している生徒も多くいます。

講義を行った山辺町選挙管理委員会からは、病院や福祉施設にいるため投票所に行くことが難しい人が少なくないものの不在者投票制度を利用して指定された病院などで投票ができることが生徒たちに伝えられました。

山辺高校看護科2年 冨田眞桜さん「模擬選挙をしてみて緊張感があって、すごいなと思いました。自分たちが看護師になった時にそれをやる機会があった時、もっと選挙について患者さんのことも考えて参加できたらと思いました」