五穀豊穣を願って2月8日、奥州市胆沢で「全日本農はだてのつどい」が開催されるのを前に、祭りで使われる巨大な俵の修繕作業が行われました。地域の高齢化などに伴い、祭りは今回が最後の開催です。

17日は地域の公園に有志6人が集まり、巨大な俵「大福俵」のわらのほつれた部分を修繕し、紅白の縄を編み直しました。
1990年に始まった奥州市胆沢の「全日本農はだてのつどい」は、新年の農作業を始める日に行われた「農はだて」の行事を再現したもので、五穀豊穣を願い重さ8トンもの巨大な俵を引く地域の冬の恒例行事として親しまれてきました。
しかし、地域の高齢化などを背景に36回目となる今回を最後に祭りは終了します。
近年はコロナ禍による中止や縮小開催に伴い、「大福俵」は使用されていませんでしたが、最後の開催では、祭りのシンボルとして展示される予定です。

(全日本農はだてのつどい実行委員会 千田淳一委員長)
「今回大福俵も久しぶりに展示させて頂いて、会場を大いに盛り上げたいと思いますので、ぜひ皆さんに来て頂ければと思います」

最後の開催となる「全日本農はだてのつどい」は2月8日、奥州市胆沢野球場北側駐車場の特設会場で午後3時から行われます。