七尾のお屋敷で100年受け継がれる伝統食“巻鰤(まきぶり)”

大河さんが次に訪れたのは、「ぶりの里」とも呼ばれる七尾市の佐々波漁港。

定置網漁では日本有数の漁獲量を誇るこの漁港から車で5分の山間の集落に、知る人ぞ知る “巻鰤”というブリの伝統食があると聞いて向かうと…

立派なお家を発見!屋敷の主・池岡直樹さんに家の中を案内してもらうと、曽祖父が乗っていたという「人力車」や曾祖母が結婚する時に乗ってきた「カゴ」など歴史を感じる品々が。

池岡家は江戸時代から続く実業家の家系で、七尾市内で様々な事業を営んできました。そんな池岡家で先祖代々伝わるのが、伝統食・巻鰤です。

池岡直樹さん「軒下に吊るしてあるのが巻鰤です」

巻鰤とは、寒ブリを半年ほど藁の中で熟成させて作る発酵食品のことで、加賀藩前田家が徳川に献上するために作ったのが始まりと言われています。