山形市の小学校ではきょう、児童たちが新年の伝統行事「団子木飾り」を行い、今年の抱負を願いました。

団子木飾りは、1月15日の小正月に合わせて、五穀豊穣や無病息災などを願うもので、山形市立明治小学校では、新年の伝統行事を子どもたちに伝えていこうと
毎年、児童が飾り付けを行っています。

児童「楽しい」

児童「(感触は)グミみたい」

児童たちは、地域の人たちと一緒に、団子のもととなる粉にぬるま湯を混ぜ、紅白の団子の形に整えると…

沸かしたお湯で団子を茹でていきます。

昔は、各家庭の新年行事としてもこの団子木作りが行われていたそうです。

地域の人「昔は各家庭で作っていた。家庭円満やお百姓さんが今年も米がうまく収穫できるようになど話をしながら」

そして10分ほど茹でると、団子の完成です。

十分に冷ました団子を、児童たちは、昇降口に取り付けられたミズキの枝に刺していきます。

さらに様々な縁起物を吊るしていき、最後に、児童の夢や目標を記した短冊を飾ると、色鮮やかな団子木が完成しました。

団子に込めた児童たちの願いとは。

一年生の児童「勉強をかんばりたいです。算数をがんばりたいです」

一年生の児童「お家の周りをお花だらけにしたい。ハートの形にお花を並べたい」

明治小学校ではきょう、団子木に、一年生と二年生合わせて10人の短冊を吊るし、来月中旬まで飾っていくということです。