豪雪への対応として青森県の宮下宗一郎知事は、除排雪費22億円あまりの専決処分と石破総理へ財政支援などの緊急要望を発表しました。
宮下知事は15日に会見を開き、県の除排雪費の補正予算22億6500万円を専決処分したと発表しました。
除排雪費は、当初予算に61億5000万円あまりが盛り込まれていますが、すでに7割ほどを使っていて、財源が不足する恐れがあり予算を追加しました。
今年度の除排雪費の総額は約84億2000万円で、過去最大となる見通しです。
これに伴い、宮下知事は16日正午に石破総理と面談し、特別交付税の配分などを緊急要望します。
青森県 宮下宗一郎 知事
「業者を含めて私たちが除雪や排雪を躊躇することなく取り組める環境を作る。(石破総理へ)全県のいまの現状をしっかりと説明する。総務省・国交省などと連携した対応をお願いする」
このほか、県は津軽の10市町村で屋根の雪下ろし業者が不足しているため、ほかの市町村から派遣可能な業者をリスト化し、紹介するとしています。