党の政策なし・他党とかけもちOK 石丸氏立ち上げ「再生の道」
そもそも、この会見の本題は新たな地域政党の立ち上げについてです。

石丸伸二氏(42)
「新たな地域政党の名前、それは『再生の道』です。この日本をよみがえらせる」
2025年の夏に行われる東京都議選において、42ある選挙区全てで候補者を擁立する予定です。石丸新党が目指すのは何なのか。打ち出したのは…
石丸伸二氏(42)
「党の約束事、ただ一つ。多選の制限これだけです」
当選後、都議として活動する期間は、2期8年に制限するといいます。その後は、自治体のトップなどとして地方で政治活動をしてほしいと説明しました。

石丸伸二氏(42)
「地方は本当に人材が足りません。これまで政治に関わっていなかった人たちが政治に関わり始める、そして、スムーズに出ていく。回転ドアを作るというところなので、今の都政・勢力図に何か影響を及ぼそうというのは目的にしていません。今回のこの新党で目指す、平たく言えば政治屋の一掃です。たいした能力もないのに、なんかよくわからない力学で議員になってる。そして、しまいには議員の椅子にしがみつく。これこそ諸悪の根源です」

候補者は公募で受け付け、書類選考などを経て石丸氏が面接。その様子はYouTubeで公開する計画です。
石丸伸二氏(42)
「他の党とかけもちしていただいても構いません。共産党の方でも結構です」
他党との掛け持ちもOKとなると、有権者は何を材料に候補者を選べばいいのでしょうか。
石丸伸二氏(42)
「(Q.地域政党として、都民に何を還元していきたいか)そういう質問がくると思っていました。党として実現する政策はここでは出しません。各候補者が各選挙内において主張すべきことを主張してもらいます」

石丸氏がネットで対談している国民民主党との連携について問われると…
石丸伸二氏(42)
「これから玉木さんに相談をしたいと思います。新党と国民民主党は支持層が結構重なっている、被ってしまうんじゃないかなと思うので、そこは上手く棲み分けといいますか、話はできるんじゃないかなと思っています」
その玉木氏は…

国民民主党 玉木雄一郎代表(役職停止中)
「政策もまだ出しておられないので、もう少し全体像が見えてくるまで見定めたいなと」
一方、「他党との掛け持ちOK」に賛同したのは…

日本維新の会 吉村洋文代表
「維新から出たいという候補者がいれば、両立可能ではないか。前向きに考えていけたらと思っています」
新党代表の石丸氏自身は都議選には出馬しませんが、3年半後の都知事選は有力な選択肢の一つだとしています。