サッカーJ3高知ユナイテッドSCが、2025年初めて、そして、J3参入を決めてから初の対外試合に臨みました。高知県高知市でキャンプ中のJ2・徳島ヴォルティスに勝ち、幸先のいいスタートとなりました!

今シーズン、J3に参入する高知ユナイテッドSC。15日、春野球技場でキャンプ中のJ2・徳島ヴォルティスとトレーニングマッチに臨みました。試合は、30分間のゲームを3セット行います。

14日まで高知県黒潮町でキャンプを行い選手たちに疲労が残る中、第1セット、開始早々の2分。

右サイドから攻め込まれたユナイテッドは、徳島の13番・西野太陽のクロスに反応した10番・杉本太郎にミドルシュートを決められ、先制されます。

しかし直後の5分過ぎ、ユナイテッドは、セットプレーからチャンスを作り、攻め込むと…。

ゴール前でこぼれ球に反応した金原朝陽が左足で押し込み、同点に追いつきます。

そして第2セット、またもユナイテッドは開始早々の5分過ぎに相手に攻め込まれ失点します。しかしこの日のユナイテッドはここから崩れませんでした。

10分過ぎ、相手陣内に攻め込むと、左サイドからのパスにワンタッチで反応した小林心のシュートで再び同点に追いつきます。

そして20分過ぎには、佐々木敦河のパスに反応した新加入の水野颯太!鮮やかなミドルシュートが決勝点に!

“新戦力”も躍動したユナイテッドは、2025年初の対外試合でJ2・ヴォルティスに3-2で勝ち、幸先のいいスタートを切りました!

(高知サポーター)
「3セット試合して、3本ともみんなが、メンバーが変わってもいい動きができていたし、よかったと思います。結果も出たし、本当に、今年は楽しみですね」

(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「まだ完璧ではないですけど、選手たちが素直なので『全部を吸収してくれる』というのを、きょうの試合ですごく感じ取れました。(きのうまで)キャンプをやって、これが『第2次の疲労のピーク』、『3次』『4次』と、ここを乗り越えることによって、シーズンを通して『走り切れる』、『夏以降に足が止まらない』というのつくり出すことができるんじゃないかと思っています」

シーズン開幕までおよそ1か月。新たな舞台“J3”での躍動に向け、選手たちはトレーニングに励みます。