山形県はきょう、国などと共同で爆破テロを想定した訓練を行い、万が一の時にどのように連携し対応に当たるのか、その方法を確認しました。

「蔵王坊平において、爆破事案が発生した。死傷者多数発生という連絡が入りました」

この訓練は、爆破テロなど多くの人が被害にあうような事案が起こった場合の対応を訓練し、対応力を高めていこうと県が国や各市町村などと共同で行ったものです。

訓練は今回で10回目で、今回は上山市で爆破テロが起きた想定で、県庁と上山市役所に対策本部を作り訓練が行われました。

訓練は参加者に事前に詳しい内容を知らせないブラインド形式で行われ、消防庁や自衛隊、警察などが負傷者の確認や、被害状況、県民に提供する情報の整理などを
行いました。

「県と通じて負傷者の搬送先などを確認 調整させていただきたい」

訓練の目的のひとつが「連携の強化」です。

現場ではそれぞれ違う組織の人が集まり対応に当たるため、県職員を中心に情報の共有の仕方などを中心に確かめていました。

県防災くらし安心部 防災危機管理課 若月広太郎 課長「万が一の場合に備えて、県や市町村、それから政府の対応を確認する。あとは関係機関との連携すべき事項を確認するというのは大変、意義のあることだと思いますので、定期的にこういった訓練を実施することが重要だと考えています」