寒河江市の慈恩寺では今年、本堂に祀られている秘仏「弥勒五尊(みろくごそん)」が御開帳されます。

この11年振りの御開帳を観光誘致につなげようと、きのう関係者による説明会が開かれました。

『弥勒五尊』は、慈恩寺の本堂に祀られている菩薩や不動明王など、5体の秘仏です。



御開帳は、去年9月に完了した本堂の茅葺屋根の修復工事の記念事業として計画されました。



今回、先祖代々受け継がれてきた秘仏を地域全体で発信し、観光客はもちろん、地域の人にも魅力を直に感じてもらおうと説明会が行われました。



きのうの説明会には、観光事業者や地域のボランティアガイドなどが参加し、慈恩寺や大学の関係者から秘仏に使われている技法や秘仏の特徴などが伝えられました。

慈恩寺 大江幸友 管長「寒河江市に訪れる観光客の満足につながるのが一番の目的。弥勒菩薩の御開帳を契機に整備を整えていければ」



御開帳は5月17日から2か月間と、9月13日から2か月間に行われる予定です。