2024年の記録的猛暑などの影響で野菜の価格高騰が続いています。なかでもキャベツが空前の高値となっていて、食卓や飲食店に影響が出ています。

食卓に欠かせないキャベツ…

富山市内のスーパーマーケットでは、なんと1玉398円(税込430円)と通常の倍の値段です。

買い物に来た男性
「お好み焼きにしようかなと思って、買おうかなって思ったんですけど…手が出ないですね」

店によりますと、これでも富山県内の小売店では最安値。仕入れ価格を抑えることで実現しました。

スーパーセンターシマヤ立山店 豊田悟副店長「正直キャベツはギリギリ。ギリギリ(の価格設定)だと思います」

農林水産省の調査によりますと、キャベツの全国平均小売価格は1キロあたり453円で、3週連続の値上がりとなっています。

去年夏の記録的猛暑に加え、12月に雨が少なかったことで生産量が激減。価格は平年のおよそ3.4倍で2010年以降、過去最高高値となっています。

こうした状況に店では販売に工夫を凝らしています。

スーパーセンターシマヤ立山店 豊田悟副店長
「1玉だと価格が高くなりますので、2分の1カットであったり、さらに4分の1カットであったり、カットもの、少量カットを例年以上に増やして販売しております」

14日もお得なカット野菜を選ぶ人が多く見られました。