◆弁護士が語る「スルガ銀行不正融資の構図」
麻生さんの代理人弁護士は、スルガ銀行の不正融資の構図についてこう述べています。

麻生さんの代理人弁護士「執行役員、営業の責任者だった麻生さんをスケープゴートにしたわけですけれども、その前提が事実ではなかったと。ただ、現場で偽造、改ざんしていた行員のモラルハザードと、それを気づきながら職務放棄をした審査という構図がこの判決で明らかになったのかなと思いますね」
◆スルガ銀行「回答は控えさせていただきます」

今回の取材に対する「スルガ銀行」のコメントです。スルガ銀行に対して損害賠償を求めている福岡県に住む公務員の男性との訴訟については、「訴訟に関することなので回答は控えさせていただきます。当社はお客さまの個別の状況に応じてご返済を支援する提案を行うなど、誠実に対応しております」としています。
また、双方が控訴している元スルガ銀行・執行役員専務の麻生治雄氏との訴訟については、「当社としては全面的に麻生氏の言い分が認められたとは考えておりませんが、訴訟に関することなので回答は控えさせていただきます」としています。「スルガ銀行」が不正融資を繰り返したとされる問題について、R調査班では引き続き取材を進めていきます。

















