2029年にオープン予定の新しい山形市民会館についてのシンポジウムがきょう開かれ、コンセプトに込められた思いなどが市民に説明されました。



新しい山形市民会館は旧県民会館跡地に建設予定で、建物全体を一本の木に見立てた斬新なデザインが話題となっています。

シンポジウムでは、山形市の佐藤市長や、設計者の一人である京都大学の平田晃久教授などが、新しい市民会館の位置づけなどを説明しました。

京都大学教授・建築家 平田晃久さん「エントランスを入りますと、交流ラウンジは広い木陰の場所なんですけど、スポーツ観戦をするような場所があったり、カフェがあったり、奥の方にスタジオがあったりと、様々な世代の人がそれぞれの時間を過ごせるような場所です」



コンセプトは「賑わいの創出」で、一階入り口の境目をなくしたり、ガラス張りにしたりすることで、どんな人でもこの空間に入り込めるようにするなど、具体的なイメージが説明されました。



参加者は「劇場の機能性や市民に向けてどう開かれるかが明確に説明頂けたのでワクワクする気持ちがさらに強まった」

新しい山形市民会館は、2029年7月オープン予定です。