東京や大阪とともに鳥取県を含めた16都府県が「医師多数」とされています。
平井知事らが危機感を募らせているのは「医師多数」とされると地域の大学の医学部の定員を減らされること。

医師不足の解消のためこれまでは、鳥取県分として、毎年19人分の臨時定員が鳥取大学の医学部などに
上乗せされる形で割り当てられていましたが、この春入学する学生の定員は2人分減らされます。

鳥取県平井伸治知事
「中山間地で医師不足、診療所もままならない状況の中、根元を締められることになる。」

鳥取県などで削減された医学部定員は、少数とされる16の県に振り分ける仕組みですが、公共交通機関が脆弱な中山間地などを抱えるうえに
医師の高齢化などで医療機関の閉院・廃院も進むなど、地域医療を維持するのに腐心する鳥取県がなぜ、「医師多数」なのでしょうか?