高知県土佐市の金融機関が、外国人のお遍路さんを商店街に呼び込むための看板を作成し、市に寄贈しました。

高知県土佐市の幹線道路沿いに設置されたこちらの看板。四国霊場第35番札所・清瀧寺を目指す、外国人のお遍路さんを商店街に呼び込もうと、土佐市高岡町に本店を置く土佐信用組合が発案しました。

組合によりますと外国人のお遍路さんは、ほとんどが、スマートフォンの地図を頼りに歩いていますが、ナビで表示されるのは「バイパス」を通るルート。昔ながらの和菓子店に呉服店、飲食店やドラゴン広場など、外国人の目から見ても魅力的と思われる文化に触れてもらい、商店街の活性化にもつなげようという狙いがあります。

(土佐信用組合 横山英生 理事長)
「商店街に入ってくることで、外国の方も、日本のいろいろなものに興味を持てると思うし、それに刺激を受けて、商店街も活性化が図れるのではないかと思う。多くの方々に紹介したいと思う」

組合は今後、商店街の店舗に、看板のデザインにもなっている英語表記のステッカーを配付することにしていて、訪れた外国人お遍路さんと商店街をさらにつなげていきたい考えです。