■専門家「必ずしも損ばかりではない」


街の皆さんがどう思ってるか取材しました。

――106万円の壁はご存知ですか
女性:
「知らないです」
「今は“130万円の壁”を気にしています」


サービス業でパート勤務の女性:
「会社の人数とかよくわからないので、自分はどうなるのかなって、一緒に働いている人と話したりしています」


飲食業でパート勤務の女性:
「だいぶ働きづらくなりますよね。(社会保険など)将来的なことを今ちょっと考えられないかな。最近物価も高いので、将来よりはとりあえず、今ですかね」


事務でパート勤務の女性:
「パートの選ぶ範囲が少なくなってきてしまうので、働きにくくなってくるかなと感じています。なるべく夫の扶養に入ったまま働き方はあまり変えたくはない。年金は不安ですが、今はなんとか貯金という方が自分の中で安心かなと思います」
「時給が上がると収入の壁が障害になってくるのは、ちょっとどうしたらいいのかなと。(年収の壁が)本当はもっと上がってほしい」

井上キャスター:
国としては社会保険に広く加入してもらいたい思いがあるでしょうけれども、それを望まない人もいらっしゃる。その方々に周知ができていないと感じます。

塚越氏:
手元の収入が減ることは大きな問題ですが、万が一の保障や、将来の年金のことを考えると、必ずしも損ばかりではないことを知っていただけるとより安心して働けると思います。

井上キャスター:
前年と同じように働いた額をもらっていると、年収の壁にぶち当たることがあるかもしれないということですね。