+1844から始まる番号からの電話をきっかけに、山形市の60代の男性が現金50万円をだまし取られる特殊詐欺被害にあったことがわかりました。
警察によりますと今月7日、山形市の60代の男性のスマートフォンに+1844から始まる番号から電話がありました。
電話にでるとNTTを語る自動音声が流れ、案内に従いスマートフォンを操作すると男が電話に出たということです。
男は「クラウド利用の延滞金が発生している」などと話し、解約費用などを求めてきたということです。
男性は身に覚えがなかったものの相手の話を信じ、指定された口座に30万円を振りこみました。
その後、男性のもとに日本個人保護協会を名乗る男から電話があり、「もう2か所からも利用料金の請求がありました」などと、さらにカネを求められました。
男性はこれに応じ、合わせて50万円をだまし取られたということです。
男性はインターネットで電話番号などを調べたところ不審に思い、警察に相談して被害がわかりました。
警察では有名企業を名乗り現金をだまし取る詐欺が多く発生しているとして、相手からの要求にすぐには応じず、相手の名前や連絡先の電話番号などを聞いた後に一度電話を切り、正規の企業かどうかを確認するよう呼び掛けています。