年末年始の長野県内のインフルエンザの患者数は前の週に比べやや増加しました。
医療機関が休みに入ったため患者の数が少なかった可能性もあり、県は引き続き「インフルエンザ警報」を出して感染予防を呼びかけています。


12月30日から1月5日までの1医療機関あたりのインフルエンザの患者数は、前の週に比べて0.18人増え、47.92人となりました。

保健所別では、北信が前の週のおよそ1.6倍の92.25人で最も多く、12地区のうち長野市と松本を除く10地区で警報の基準値である30人を上回っています。

全体の患者数がわずかな増加にとどまったことについて県は、「医療機関が年末年始の休みに入り患者の数が少なくなった可能性がある」と指摘、「流行が落ち着いたかどうかはしばらく様子を見る必要がある」としています。

県は引き続きインフルエンザ警報を出して、手洗いやマスクの着用など感染予防を心がけるよう呼びかけています。

一方、新型コロナウイルスの感染者は1医療機関あたり10.82人で、前の週に比べ0.8人増え、6週続けて増加しています。