山梨県内の中小企業などが加盟する県商工会の新年互礼会が開かれ、岩下和彦会長は物価上昇や人手不足への対応が急務と呼びかけました。

県商工会連合会 岩下和彦会長:
「企業の山積する経営課題に対して、きめ細かな支援を実行すべく体制を整え事業を推進していく」

昭和町で開かれた新年互礼会には県内23の商工会会員や知事、国会議員などおよそ170人が出席しました。

このなかで県商工会連合会の岩下和彦会長は去年、国内外の経済が回復する傾向の中で消費の持ち直しと観光業の復活は県内企業にとっても好機になったと述べました。

一方、物価上昇による原材料や運送コストの増加に加え、建設業や介護業を中心に深刻な人手不足を解消するための賃金の上昇は経営に大きな負担となっているとして、働き方改革や効率的な業務プロセスの導入が急務だと訴えていました。