さてその映画では、母・有希子さんは自閉症の嘉成さんを療育するシーンというのが印象的ですけれども、ここにはどのような思いが込められているんですか。

■RSK山陽放送アナウンサー 小林章子さん
自閉症の療育と一言にいっても、自閉症にそもそもも様々な特性があって、嘉成さんの場合には、言葉の意味が伝わりにくいという特性があったそうなんですね。ですので、療育というのは、その言葉の意味を丁寧に繰り返し伝えていく。じっとできないときもあったんですけれど、それを何とかしてじっとしてもらう。叱らないけれど譲らないという態度で。ずっと向き合い続けたお母さんでした。

大事なお母さんという役を演じるにあたって特に印象に残っているシーンとかってありますか。