春のセンバツ甲子園出場が確実視されている沖縄尚学とエナジックスポーツの2校。ことしの初練習を取材しました。

▼エナジックスポーツ高等学院・砂川誠吾主将
「甲子園出場できるようにと願いを込めてお参りしました」

去年秋、九州大会で準優勝を果たし初のセンバツ出場を濃厚としたエナジックスポーツ。

年末年始の休みを挟み1月5日、1週間ぶりに顔を合わせた選手たちはグラウンド近くの拝所で1年の飛躍を祈願しました。

▼エナジックスポーツ高等学院・神谷嘉宗監督
「明けましておめでとうございます。ことしは何年か?ヘビです。ヘビは毎年脱皮するよね。今までの自分の殻を破って脱皮して成長しないといけない」

新年最初の練習では、2時間ボールを使わずひたすらに下半身を鍛えるトレーニング。チームで声を掛け合いながら厳しいメニューでも明るくこなしていました。

▼エナジックスポーツ高等学院・砂川誠吾主将
「今まで甲子園が遠く感じていたけど甲子園が近づいた。自分たちの高校野球ラストシーズンでもあるので、悔いの残らないよう甲子園に出場して優勝して、親だったり関係者の方々に恩返しできるような1年にしていきたいと思います」

▼沖縄尚学・比嘉公也監督
「チームとしての最低限の目標をとにかくよく理解して、今回選ばれたらの話ではあるけどもセンバツで絶対達成するという強い気持ちを持って今日からやっていってください」

去年、2年ぶりに九州大会を制し、センバツ甲子園出場を手繰り寄せた沖縄尚学。新年最初の練習から引き締まった表情で取り組んでいました。

▼沖縄尚学・眞喜志拓斗主将
「ことしは3月に向けて気合が入っています。走攻守ともに、全体的なレベルアップをしていかないと全国では優勝できないと思うので、甲子園の大舞台で力を発揮するためにトレーニングを行っています」

1年生ながら秋の全国大会、明治神宮大会出場の立役者となった最速150kmサウスポー・末吉良丞。軽めのキャッチボールで初投げを終えると…

1年生バッテリーを盛り立てる2年生の野手陣もノックで軽快な守りを披露。守備から攻撃へとつなげていく伝統の沖尚野球で、ことしはさらなる飛躍を見据えています。

▼沖縄尚学・眞喜志拓斗主将
「新チーム当初から掲げていたバッテリーを中心とした守りを全国でも発揮して、センバツ優勝もそうなんですけど春夏連続の甲子園というのをことしは掲げてやっていきたいと思っているので、そこも目指してやっていきたいと思います」

2014年以来11年ぶりのセンバツ甲子園県勢2校同時出場へ。厳しい冬を乗り越えた先ー。24日に発表される吉報を待ちます。